2011年6月22日水曜日

DTP要員の実態

妻の知人の口利きで配送センターの仕分けのアルバイトに就いてます。
DTPに未練を残さないようRSSを全て削除、Twitterもフォロー無しにしました。
けれどメルマガを解除するのを忘れてました。
宣伝ばかりなので届いても即ゴミ箱行きでしたが、今回何気なく見てやはりというか、これが現実というのを感じましたので

●270号  超DTPで稼ぐ10
より一部抜粋。
DTPの基本は、100時間の練習により学ぶことはできます。
手作業で、何をどうするかこのレベルの仕事は、それこそ中学生ででも習得可能なことになってしまっています。
中学生に教えるところがないだけで、教えればできるはずです。
その程度の知識が、一生の仕事として通用する? 
文字入力・イラスト作成・写真処理の技能取得は、可能です。
いわれたことを、忠実に作業するオペレータの誕生です。
組版の印刷業界では、DTP要員は、技術職ではありません。
一般素養に属します。できて当たり前の操作(オペレータ)なのです。

DTP作業は、コピペが基本。同じ操作を、半日もやると、指がおかしくなりませんか。
純粋のオペレータではないので、入力は遅いは、マウスの操作は腱鞘炎で痛いわと、集中して繰り返し作業をすると、肉体的疲労を伴います。

その繰り返し作業を、そのまま受け入れて、淡々とこなす。これがDTPオペレータです。それが、仕事です。いや、そういわれてきただけです。

DTP作業は、若い人にはいい。何も知らない人には、まず覚えなさいという技能です。デジタル印刷技術の入門です。

もし、同じDTPオペレータを10年やるとすれば、その間に使うDTPは、どんどん進化するはず。覚えなくてはならないことは、決して減らない。

では、DTPを職業としてきた人たちのスキルアップは、どうなるの。それで終わりかよ。60過ぎまでDTPで飯が食える?。ありえない。
20台の若い人と、同じレベルで60歳までやる。ありえない。給与は、40で頭打ち。それをづーっと続けることは、企業側として、なにもメリットはない。当然リストラの対象になる。

DTPという若者向けの表現でこの手作業の現実をお話しましたが、彼らと同じレベルの仕事をしていたら、給料は、そんな多くは望めない。つまり若いときはいいが、中堅になっても同じでは、こまる。

これが、DTP要員の実態です。問題は、その先です。自分が経営者になるか、何か手を打たないと、存在価値は、ありません。

20代30代は、若さで徹夜してでも、仕上げてきた馬力が頼りの仕事。
同じ事を50過ぎてやるのはきつい。そして給料は、変わらない。
伝統技能でもないから、死ぬまで続けてどうのでもない。

ほんとうにそれだけか
単能職としてDTPを考えるとき、デザイナーは完結です。デザインの表現の道具としてDTPがあるからです。
組版要員としてのDTPオペレータは、はっきりいって使い捨てです。
派遣で募集すれば集まります。日々の組版で、デザイン力をそんなに必要としない仕事であれば、だれでもできることになります。
ルーチンワークで、作業する人にとって、素人よりは、高い給料で、働けます。
しかし、10年も続けるうちに、派遣社員より正社員になりたいといっても、雇ってくれるところが少なくなります。
大手の印刷会社での派遣DTP要員の作業は、全体の仕事の流れの一部だけ、黙々とこなす。これだけです。時間の切り売りです。
派遣をやって鬱になったのはこれを感じてたからなんだよな。
現在、配送センターで仕分けしてるけど、仕事内容の単調さは派遣の時や大手印刷会社の孫請けの時と大差ない。
むしろ仕事に対する熱い思いが無い分だけ気が楽というか、それでいいのか自分?

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