2011年3月25日金曜日

思考途中経過

まだ整理がついてないけど、とりあえずの自分用のメモ書き。

あかつきさんの【InDesign CS5】ホントに痛い持続性を読んでから
(じゃあ、どういうデータ作成をすればいいのか?)ということを考えてました。

仕事で旧CSバージョンで作成したデータを新バージョンで開き修正することはよくあります。その際に異体字属性が伝染し文字化けしたのではたまりません。

追記:事例としては
CS5で古いバージョンのデータを開くときは注意
の方が分かりやすい

で、検証する環境がないのでここからは仮説。
原因推測:アプリバージョンを越えて異体字属性タグのみ正確に引き継がれていない

他は正確に引き継がれていると仮定し、
解決策:ベースをstdで作成し、外字を使用する部分のみproを使えばこの問題は解決するのでは?(いわゆるOS9環境で外字部分にのみbiblos外字を使ったやり方) 
トラブル事例は同一フォントで作成されたデータでしたので、このやり方ならば解決するはず(タグの付け方が変わってなければの前提つきですが。。。)

どなたか試してくれませんか?


で、ここからはfontトレンドに関する個人的感想

CIDフォントが出てから字体切り替えができたのは当初(便利だなぁ~)と感じていたのですが、stdそしてproとなり(辞書を作る仕事でもないのにここまで必要なのか?)という疑問を持つようになりました。実際、仕事で必要となる異体字ってそんなにないんです。
unicodeでこの世に存在する全ての文字をコード化するというのはそれなりに意義のあることだと思いますが、それらを網羅したフォントを疑問なしに使うことに疑問を抱くようになってきました。
人によっては78、83、90、04JISのいずれかで十分という人もいると思うんです。
というかそっちの方が多いのでは? 

ベースをstdで作成と書きましたが、本当はベースfontで異体字は出て欲しくないのです。(そっちの方が間違いがないから)
異体字を切り離した78、83、90、04JISの各ベースfontにproで外字を加えるというイメージなのです。

アプリもfontも複雑になりオジさんは正直ついていきませ~ん。


ここからは勉強会であがった質問について
あの質問というのは自分にとってすごく理解できる質問でした。
(説明するのが面倒なのでここでは省く)
字種>字体>字形となり字形の違いはデザインの違い
字形の違いは画数は変わらない
書体には書風(デザインポリシー)の違いがある


上図の「班」は字形(デザイン)の違い、「家」はデザインポリシーの違いです。
ともにデザインという曖昧な言葉が使われています。
字種>字体>字形という流れで、画数の違う字体が他にも存在すれば理解できるのですが、字種>字形いう流れがあります。「班」という文字を入力して字形パレットにMS明朝の「班」の字形は出てきますが、「家」を入力してIPA明朝の「家」は出てきません。で、ややこしいことに字形パレットに出てくる「班」の字がMS明朝では正字として扱われる。まぁ、こんなところが混乱に拍車を駆けているのです。

正直まだ頭の整理がついていませんので、今日はここまで。

2011年3月21日月曜日

気は長く 心はまるく 腹たてず の文字組み






以前、職場で「気は長く 心はまるく 腹たてず 人は大きく (己)は小さく」という戒めを受け、こいつで文字組みしたら教科書で採用される画期的、教育的な文字組みになるのでは?と思い

←書はこんな感じ。




青空文庫にある坂口安吾氏の「餓鬼」でやってみた。





ダメですね イラネッ(゚Д゚=)ノ⌒゚

2011年3月19日土曜日

震災後一週間

3.11テロとも云うべき東北関東大震災から一週間が過ぎた。
被災者のことを思うとblogを書くことがためらわれてました。

震災時は仕事明けで家にいてtwitterを眺めてました。
東北で起こった地震ながら遠く京都まで揺れ、自分が生きてきた中で最大の地震。
そんな中、その日mixi日記に書いたのは4/15で警備の仕事を辞めること。
自分のことしか考えていない自分です。
それ以上にあの時点でこの災害の酷さをイメージできなかった自分。
そんなこんなで一週間かなり凹んでました。


そんな中、神学生時代に阪神大震災のボランティアに出かけた牧師と日航機墜落事故の時、御巣鷹山に派遣された元自衛官の方との雑談からメモ。

牧師
震災地に行って悲しいとか可哀想とかいう感情は自分に余裕があるから。被災した人たちは悲しむ余裕さえない。またボランティアに行く際に、生活必需品を全て揃えて行かなければ、現地の被災者たちの食料を奪ってしまうことになる。

このことは今村岳司XDL - diaryに詳しく記されているので一部引用。
統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」は
ただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません。
自衛隊は、食糧から水から燃料から寝具から、全て自前で用意して出動します。
しかし、手ぶらのボランティアは、
被災者が食うべきものを食い、被災者が飲むべき水を飲み、
被災者が寝るべきところで寝るのです。

(中略)

要はプロに任せることです。
16年前、遠くのまちの名前が書かれた消防車やパトカー、
そしてなにより規律正しい自衛隊が来てくれたときには、
ほんとうに嬉しかったです。
彼らは、これまでに見たどんな人間より気高かったです。
彼らはプロとしての技術を持っていましたし、
彼らは私たちに感謝されることなど求めていませんでした。
被災地に必要なのは、プロだけです。

元自衛官
御巣鷹山の時は自衛隊だけではなく、警察も派遣されていた。ただロジスティクス(兵站)が十分でなく、仕出し弁当で仕事をしたため最後は皆、便秘になってしまった。一方、自衛隊は2名が前線へ、2名が後方で設営にあたり、交互に動いていたため問題はなかった。
参考:素人は「戦略」を語り、プロは「兵站」を語る

その意味でキリスト者がほかの人より訓練されているのは「祈り」なのでしょう。
(信徒でない方からみると馬鹿げたことに見えかも知れませんが。。。)


で、福島第一原発があんな事になってしまって今後どうなるか?なのですが、
石炭から石油に替わったのは石炭が枯渇したからではなく、石油の方が安上がりだったから。石油から原子力に移行したのも同じ理由。
もっとも安全コストも含めれば原子力の方が高価だという説もあるが。。。

原子力よりも安価で安全なエネルギーが開発されない限り、経済原理が働くな。

とりあえず自分に今できるのは、「祈る」ことと自分に出来ることをすることぐらい。
そんな理由でblog再開。

2011年3月9日水曜日

font学習途中経過とUI雑感

先日の勉強会をまとめなければならんのだが、まだ資料が揃ってないし、最近知ったこと、感じたことのメモ書き。

教会月報を今月号からパソ編で作成した時のトラブル。
小塚明朝を使いタイトルを入力すると


タイトル部分の上部が切れている。(表示だけの問題かな?)と思い、、、放置。
しかし、PDFにしても同じ状態。
OpenOfficeのようにPDF保存機能がタコなのかと思い、PDFドライバ(CubePDF、easyPDF Printer 6)を使ってみたが同じ症状。ならばScreen MultiStudioでは、とやったものの結果は同じ。

原因は

にチェックされていなかったから。
ここで「内部レディング」なる言葉を知ることとなる。
「内部レディング」とは、アクセント記号などを入れるためのスペースのことで、アセンダーラインの上にあります(内部レディングやアセンダーラインについては「文字サイズと行送り」をどうぞ)。パーソナル編集長では、「行桁詳細」で設定しないと内部レディングを無視するようになっているようですね。

はい、出荷時の設定そのままで使用していたことが原因でした。
ちなみにAdobe製品に「内部レディング」のチェック項目ってあったっけ?

それはともかく出荷時の設定は素人でも苦もなく使える設定にして欲しいと思うのであります。
プロ用のDTPアプリでさえ出荷時の設定では問題が発生するため、ユーザー側で初期設定を作り直すことが当たり前になってます。まぁ勉強になるからいいんですけどね、それを生業としている方には。。。

しかし、データを受ける側にとっては堪ったもんじゃありません。まともに出力できるように修正する作業が発生します。ほぼ無償の行為です。アガペの愛というものでしょうか。こんなことはメーカーがユーザーの声に耳を傾ければバージョンアップの度に改善されていくものなのですが、昔と変わらずです。

で、あかねさんのOS X付属の中国語フォント(ST○○)は出力不可を読ませていただきました。20年前と変わらないなぁ~が正直な感想。
当時、どんなデータが入稿してきたかというと

OSAKAを使ったデータが当たり前!

OSAKAは出力できない!と言っても理解してもらうのに一苦労。
ほかにも諸々あった(^^;A

で、原因を考えますとDTPをプリンタ出力までと考えていたAppleとフィルム出力までと考えていたAdobeのズレにあったんじゃないかと思うのです。AdobeのPostScriptバーサスAppleのTrueTypeもあったけど、そうは思いたくない。

で、今は亡きTNGプロジェクトというものが昔ありました。
アップルのMac OS X、アドビのAdobe InDesign、大日本スクリーンのTrueflow、モリサワのOpenTypeフォントを売るためのプロジェクトだったんですけど、それとは別に個人的に期待していたのは大日本スクリーンさんが参加することによって常に最終出力を前提とした設計になってくれるかな?ってことでした。
まぁその期待は裏切られたんですけどね。

埋め込み不可のフォントを
バンドルすんなよ~!


そんなことするからfontのフラグを立ててフォントを埋め込み可能にする輩が出てくるわけです。

むか~し、この件で調べました。
で、フォントを埋め込み可能にすることはできるようなのですが、まともに出力されるかは別問題。
はい、出力の人が泣きを見るわけです。

追記:あかねさんのtwitterより引用
STHeiti についてテストしてみました。OS X10.5まで付属していたSTHeiti Light.ttf、STHeiti Regular.ttfは埋め込めませんでしたが、10.6に付属の物は埋め込みできました

2011年3月3日木曜日

過去ログ3月分のまとめ

2008年3月分(7投稿)
2009年3月分(1投稿)
2010年3月分(11投稿)

いやいや過去ログを読み直してみたもののJavaScriptにいたってはチンプンカンプン(^^;A
当時、自分が理解できた範囲でさえ理解できなくなっている。。。orz
スクリプト言語というだけあって毎日やらなくては身につかんのだなぁ~。
語学はつくづく難しいと感じる。

2010年3月のはてなブックマークよりいくつか

グラフィックスタイルの2つのメリット
  パソ編にも見出し用の袋文字を作成できる機能があるのだがまだ試してない。
世界史講義録
  DTPとは関係ないけど「あとで読む」のタグをつけてそのままだった。
SINGが使われているInDesignドキュメントを探せ!
  ブックマつけたのが自分だけということはSINGはあまり使われなかったのか?
InDesignに付いてくる小塚フォントのバージョンのまとめ
  先日の勉強会の復習資料として
囲み文字の作成をサポートする
  ディザInDesignにお~まちさん作成のスクリプト集があります
DHT imagefinder
  Illustratorのリンクをファイルを開かずに収集。今なら1980円。
「文字組みアキ量設定」の「優先度」
  InDesignで躓くところはここなんだよなぁ~。とにかく設定が細かすぎる(><)
Illustrator CS3、プロファイル埋め込み画像は埋め込め!
  かなり乱暴な提案だがプロファイルが分からずに使っている人が多いだけにアリかとも思ふ
Illustrator CS3、ダブルトーン画像はPSDで貼り込んでもOK?
  epsは「シアン」で読み込むけどpsdは「Cyan」でなければ読み込まない

PDFに配置している写真のコントラストについて
acrobat上での作業です。
1、オブジェクトツールで画像選択
2、右クリックで画像の編集を選択
フォトショップ上での作業です。
3、自由に編集後、閉じる
以上でpdf上の画像の修正が可能です。

高品質表示で PDF ファイルに書き出すと画像の一部にディザリングがかかる(InDesign CS3-CS5)
  PSDファイルを貼り込んだイラレは画像をzip圧縮でPDFにしてインデザ配置
レーザープリンタへ印刷すると縦書きの文字にずれが生じる(Illustrator CS3/InDesign CS3/Acrobat 8)
  Acrobat Distiller の「CMap」フォルダに保存されている「90pv-RKSJ-V」ファイルを、Acrobat8 の「CMap」フォルダにコピーが現実的かな
Tab区切りテキストで入力された置換設定ファイルを読み込んで連続置換するJavaScript
  あとで読み解くべ
Illustrator CS3、グレースケール変換で等幅文字は標準字形に戻る?
  先日の勉強会でもNAOIさんがチラッと言っていたような希ガス
ロゴを(切り抜かずに)透過する
  チェックするばかりで手を動かしないのぉ~自分
文字コード変換
  ブラウザ上で文字コード変換が出来ます
半角スペースが入らない
  「ジャスティフィケーション設定」で単語間隔を0にするとそうなるのか。

他にもいろいろあったけど面倒なのでこれくらいにしておく。
DTP実務から離れて早2年。感慨深いものがある。
なんとか今月中に先日の勉強会の内容をまとめて理解したいものだ。