具体的に説明すると、たとえばAdobe社のアプリ。Adobeさんは新しいバージョンがでると(場合によってはでなくても)古いバージョンのバグを治さないことで有名ですが、そうやって放置されたバグのなかには「PDFだとでるバグ」ってのがある。記述がありまして(はて? どんなバグだっけ?)と思った次第。2年半以上もブランクがありますと忘却のスピードが速く、メモったことさえ忘れてしまいますので復習。
いや、そもそもPDF運用してなかったんですね。APPEがあったところでもPS運用でしたので、PDF運用は未経験なのです。PDFデータもRIPに投げてOutlineEPSにして貼ってましたから(OutlinePDFにしなかったのは初期のRIPだったので不具合があったからと記憶)。
で、そのPDFなんですけど、アプリからPDF保存するやり方とPSに書き出してからDistillerでPDFにするやり方があります。
アプリからPDF保存したPDFは吉田印刷所さんのError[エラー]-PDFのエントリー一覧にあるように様々なトラブルが発生するので、Distillerを通してのPDFをどこも推奨してます。でも、これってPDF運用ではなくPS運用だよなぁ~。一旦、PSに書き出してるんだから。。。
ただこのDistiller運用も【DTPの勉強会 第1回】の感想で引用した下図のようにCS2までの話であってCS3以降は、概ね大丈夫のよう(CS3が広まる前に業界を離れたのでよく分からんのです)。
で、あかねさんのいうPDFとはPDF/X-4であってPDF/X-1aではない。
インフォルムさんのあらためて考えるPDF/Xの出力より引用。
透明効果を許容するPDF/X-4は、透明効果がサポートされていないPostScriptとは相容れません。そのため、PDF/X-4を書き出す際は、PostScriptを書き出してDistillerでPDFに変換するという方法は使えず、必ずアプリケーションから直接書き出さなければなりません。CS3以降はアプリからのPDF/X-4書き出しがベターみたいです。
で、EPS形式はもう古い。を読み直してます。
当たり前のように使っていたeps形式で画像リンクさせることはNGですね。
で、epsがなぜダメなのかはアンテナハウスさんのEPS(Encapsulated PostScript)に詳しく記されているので再読。
んっ? タイトルから出た疑問は解けないままだけど、まぁ宿題ということで。
追記
全部に目を通したわけではないのだが、「PDFだとでるバグ」のひとつに
Illustrator 10でPDF変換するとグレースケールがオーバープリントにならない現象について
がある。このデータをaiでinDesignに貼りPDF/x-4にしても発生するのだろうか? 確認する術がないのだが。。。まぁIllustratorから直接PDFにしたことはなかったのでこの現象に遭遇しなかっただけなのだが。
CMYKのK版≒グレースケールという運用はアプリ側でそのようにされてもいるのだが、グレースケールは本来、輝度だということを認識し、K版に変換する図式をアプリ初期の頃からやっていれば。。。とも思った。
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